ケーススタディ008 食い延ばし
よーし、聴牌した。役は、断幺九。
ドラいっぱいで、立直をしなくても満貫あるぞー。
さー、出して!お願い、
・・・お願い、・・・。
えっ、ちょっと、ファエルさん、ちゃんと見てくれてる?
待ちだよ?
が次善、が最善、ですか・・・。
アクアさんまで・・・。ねえ、これ、待ち・・・。
はっ!出ました、
るなちゃん、チーです!早く!
そして、を捨てます!
わっ!は、はいっ!チー!えいっ、
お見事。最善のが手に入りました。
もう!ビックリするじゃん!
勢いでチーしちゃったけど、どういうことなの!?
・・・手牌をご覧下さい。
あっ・・・待ちが、待ちになってる。
これを狙ってたの?
そうなんです。
嵌張の待ち・・・このままでは、絶対にアガれない。私達であれば、必ずそう考えます。
喰いタンありのルールですから、鳴いても、飜数は変わりません。
それならば、食い延ばしは、必ず行うべきです。
あ・・・そっか、食い延ばし・・・。
鳴くことで、アガリ牌の枚数を増やす術・・・。
先ほどの牌姿であれば、私達であれば、まず目をつけるのが、
『暗刻単騎』の形です。
この形を残す為には、がアタマとなっている現状を何とかしなければなりません。
なるほど、それで、・・・。
ポンか、チーが必要だったんだ。
は既に2枚切れです。
次善の策としては、をポンしての残しも考えておくべき局面ですが、
幸いにして、上家からが出てきました。これは絶対にチーですね。
見事に多門張を掘り起こしたのです。
そっかー。
ごめんね、ファエルさん。私もまだまだだよ。
はじめは怒るるなちゃんも、最終的には必ず学習してくれることが分かっています。
次からは、自力で多門張を掘り起こせるよう、研鑽を積んで下されば、それで良いのです。
あっほら、よそ見をしている暇はありません。下家がを捨てましたよ。


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