二度振りの効用 | |
![]() |
さて、ここまでで、元禄・爆弾について、あらかたお教えしやした。 |
![]() |
どちらも、とんでもないイカサマよね。 さて、るなちゃん。この元禄と爆弾、どうやったら防げるかしら? |
![]() |
それは教えてもらったよ! 元禄なら、相手の山の牌を疑ったり、爆弾なら、6幢を見破って・・・。 |
![]() |
ええ、そうね。 よく分かってるみたいだわ。 |
![]() |
ここであっしがアツく推しやすのが、「二度振り」でやんす。 |
![]() |
ん?聞いたことある・・・。 ああ。アイカさんとシャドーネさんの、ふたりがけじゃん。 机にカギかけるのと同じ、ってあれね。 |
![]() |
そう、あれのことよ。 ここでは、もっと具体的に、二度振りの効用を教えてあげるわね。 さ、カズ、思う存分教えてあげなさい。 |
![]() |
合点でさぁ。 では、元禄を例にとって説明しやしょう。 先のコーナーで説明した通り、元禄は、サイコロを振る前から 自風によってツモる位置が既に決まっていやす。 |
![]() |
うん。私も初めて知ったよ。 |
![]() |
しかし、これは、一度振りの時だけの法則でやんす。 (カチャカチャカチャ) さ、これをご覧なせぇ。 あっしは親で、自分の山に元禄を仕込みやした。(黄色が好牌) |
![]() |
|
![]() |
ここで、チョイと7を出せば・・・。 |
![]() |
|
![]() |
見事な元禄だわ。 次巡から、好牌が、全部、親に流れてくるわね。 |
![]() |
早業だねー。 うん、ここまでは習ったから分かる。 |
![]() |
次に、これを、二度振りで配牌してみやす。 るなさん、二度振りはどうやるか、しっかり覚えてらっしゃいやすか? |
![]() |
えーっと、アイカさんが教えてくれたのは、 @ 親は1投目のサイコロを振る。 A 出た目に当たった人間が、2投目のサイコロを振る。 B 2投目をした人の山の、@の目+Aの目の幢数、牌をどける。 C 配牌開始。 この手順だよね。 |
![]() |
その通り。 ではまず、あっしが先ほどと同じくサイの目を7と出しやした。サイの目が示す山は西家の山。 西家は姐さんでさぁ。姐さん、サイをお願いしやす。 |
![]() |
どれ、2投目は…3と出たわ。 |
![]() |
7+3は10。 西家の姐さんの山から、10幢をどかして配牌をしやすと・・・・・ |
![]() |
|
![]() |
あっ。好牌が、対面のシャドーネさんのとこに流れていくよ! |
![]() |
これが、二度振りが有効な理由でやんす。 一度振りでサイコロを振った時、 出た目が偶数なら南家か北家、奇数なら東家か西家から 配牌を取り出すことになりやすが、 二度振りの時、配牌を取り出す山の合計目が南家・北家なら偶数、 東家・西家なら奇数と、 一度振りと同じ出た目じゃないと、てめえのツモ筋にはならないのでやんす。 |
![]() |
なるほど! ・・・あれっ待てよ? ってことは、シャドーネさんが、偶数を出してたら、 相変わらず、好牌はカズさんのとこに行くってことだよね? |
![]() |
まあ、そういうことね。 だけど、私が偶数を出す確率は、50%。 イカサマの成功率を半減させた、とは考えられないかしら? |
![]() |
そういうことでやんす。 それに、失敗した場合、好牌は全て対面へ流れやすよね? 相手を有利にさせてしまうようでは、本末転倒。 そういう意味でも、この二度振りで、元禄は簡単に防止できるんでさぁ。 |
![]() |
それもそうか。 相手を有利にさせてしまうかも・・・なんてイカサマは、できないはずだね。 |
![]() |
爆弾も同様に、サイの目がままならなければ、成功しないイカサマ。 そういうわけで、 @ 二度振りの励行 A オール伏牌による洗牌 この2つで、ほぼ100%、イカサマを防止することができるんでさぁ。 |
![]() |
その昔、イカサマ師の中には、伏せ牌でも盲牌で積み込みを行うような 化け物級の輩もいたわ。 でも、全自動卓が普及した今日、そんな人間はほとんどいないわね。 |
![]() |
二度振りは面倒くさいし、 如何にもイカサマを警戒しているように感じられてしまいやすが、 手積み卓ではそれは警戒ではなく、礼儀だとお考えくだせえ。 |
![]() |
なるほどね。礼儀か。 ・・・でも、やっぱり、二度振りなんて面倒だ、一度振りにしよう!って強く言われたら、 断れる自信がないなあ。 |
![]() |
そこは、るなちゃんも声を大にして、二度振りを…。 ああ、そうだわ、こんなものもあったわね。ほら。 |
![]() |
|
![]() |
わ、なにこれ。 |
![]() |
ほう、姐さん。 懐かしいものをお持ちでやんすね。 |
![]() |
これは「パッコロ」と言ってね。 一度振りで、二度振りと同等の効果が得られる12面サイコロよ。 さて、いつ手に入れたものだったか…確か、人間の時間で、1970年代くらいかしら。 大脇善明という人間が発明したものらしいわ。定価380円。 |
![]() |
おもしろーい!ふらせて、ふらせて!えい! ・・・あらあらあら、なんか、なかなか止まらない! 軽く振ったのに、むこうまで行っちゃった。 普通のサイコロより、ほんのちょっと重いからかな? もう一回! おわー、山が壊れた! |
![]() |
・・・まあ、そんな感じで、ちょっと使いづらいのよね。 そのせいか、あまり流行しなかったわ。 |
![]() |
だけど、これはいいね! 二度振りは嫌だって人間も、これなら承知せざるを得ないでしょ! |
![]() |
そうでさぁな。 ここをご覧の皆さんも、興味があったなら、探してみておくんなせえ。 検索エンジンで「パッコロ 販売」と打てば、きっとすぐ見つかりやすぜ。 |
当サイトの牌画はインターネット麻雀Maru-Janの使用許諾を受けて使用しています。
オンライン麻雀Maru-Jan http://www.maru-jan.com/