ケーススタディ015 妨害工作(傀儡の計)
アガれないなら、妨害工作。
失点を食い止めることも、戦術です。
しかし、それはもちろん、退路が確保できている場合の話。
妨害工作を行い、かえって自分の首を絞めたとあっては、本末転倒ですから。
うん。そうだよね。
実戦譜に、このような局面がございました。
るなちゃんなら、ここで、何を捨てますか?
対面の立直だ。
上家は、タンヤオ。下家は、マンズ屋さん。
自分の手は・・・アガれそうにないね。オリよう。

折角とっといただけど、安全牌とは言えないね。ここは私ならかな。
立直の現物だし、下家はマンズ屋さんだから、いらないだろうし。
上家がこのをロンするには、と持っていなくちゃだけど、
は3枚カベだもんね。
の4枚カベで!ってのもあると思うんだけど、生牌だから、
シャンポン待ちとかに振り込んじゃったら嫌だし、これは後回し。
しっかりと理論を伴っての打牌選択。
素晴らしいです。
は良い選択ですね。
しかし、私なら、ここはの一択です。
いや、は確かに安全牌だけどさ。
下家はマンズ屋さんだよ?
はい。だからこそ、なのです。
傀儡の計、覚えていますか?
わざと鳴かせ、一発消しを謀る術でしたよね。
あー・・・なるほど。
妨害工作を考えるのか。
振り込みたくなくて、安全にオリることばっかり考えてたよ。
そしたら、えいっ!
よし、一発消し成功です。
もはやマンズは捨てられませんが、それは私の知るところではございません。
盛大に競い合って頂きましょう。
シャインの「二虎競食の計」に通ずるものもありますね。
鳴かせることもまた一発消しの極意なんだね!
これはもっと活用しなくちゃ。


Tweet


























 当サイトの牌画はインターネット麻雀Maru-Janの使用許諾を受けて使用しています。
 オンライン麻雀Maru-Jan http://www.maru-jan.com/