役牌ドラの取り扱い | |
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ウィンと、こうして2人になるのも、久しぶりですわね。 |
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そうだねー。でも、るなちゃんには、 これを教えてあげたいから、しょうがないよね。 |
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しょうがない、って…。 2人でいちゃダメな理由でもあるの? |
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あのね、とっても厄介なものが生まれちゃうんだよ。 るなちゃんも困ったこと、ないかなー。 |
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この世界の劇物とも言うべき、「役牌ドラ」ですわ。 |
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あー…確かに、取り扱いには困るよ。 さっさと捨てて、ポンされると嫌だし、 いつまでも持ってても、誰かが2つにしちゃうチャンスを 与えるだけのような気もするし。 何より、押さえとくと自分がアガれないし。 |
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これについては、個人の考え方が色濃く出る様ですわ。 さっさと捨てる人もいれば、いつまでも持っている人もいる…。 取り扱い方法の定められていない劇物は、危険ですわね。 |
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だからね、ウィン、シャインおねえちゃんと一緒に、 「役牌ドラの取り扱い標準」作ったんだー。 |
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その標準を守れば、どんな場合でも対応できるの? |
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麻雀って、そんな簡単なものじゃないよ…。 でも、ほとんどの場合に対応できるよう、作ったつもりなの。 |
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こちらが標準書ですわ。どうぞご覧あそばせ。 |
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ありがとう!へえー。どれどれ。 |
【満貫手を聴牌しない者および 満貫手に振り込む覚悟のない者は、 役牌ドラを捨ててはならない】 |
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・・・ |
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・・・ |
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・・・ |
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たった、これだけ? |
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うん。それだけ。簡単でしょ? |
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確かに簡単…。だけど、そうすると、 危険を考慮する余裕のないダンラスの人くらいしか、 役牌ドラを捨てられない気がする。 |
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だいたい合っておりますわ。 |
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えー…ものすごく不便なんだけど。 |
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取り扱いが不便だからこそ、「劇物」なのですわ。 でも、発想を転換すれば、このようにも考えられますわね。 『役牌を使えなければオリる手、役牌を使えるようなら勝負手』 いかがですこと? |
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ああそうか、私、役牌ドラを捨てることばっかり考えてた。 自分が雀頭や刻子にできたら最高だよね。 そうできない場合、オリる手だったと考えれば、そう不便でもないか。 誰かのアガリをブロックする為なら、 役牌ドラを抱えて裸足で逃げ出すのも、決して悪くないね。 |
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そういう考え方のできる人が、強い人だと、ウィンは思うよ。 るなちゃん、さっすがー! |
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逆に、こう考えられない短気な方は、なかなか上達しませんわ。 麻雀は己を律するゲーム…。 私達7妖精も、背筋の伸びる思いですわね。 |
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この役牌ドラ取り扱い標準、心に刻んでおくから。 はい、標準書は返すね。 自分も勝負手か、その他の理由で危険を冒す必要が ある場合だけ、役牌ドラを捨てることにするよ。 |
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