| 裏ドラ意識 | |
| さー、立直しちゃうわよ。 人の欲望より生まれし闇の力よ、生贄と引き換えに 我に役を与えたまえ!立直! 捨てるのは |
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| シャドーネさんの立直は、いろんな意味で不気味だね。 | |
| あ…シャドーネ、今あなた、光と闇のふたりがけ、使いましたわね? るなちゃんにも教えて差し上げた方がよろしくてよ? |
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| むっ…察知されたわね。さすがシャイン。 そうね。この局が終わったら、教えてあげるわ。 |
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| 光と闇の融合!?ものすごく壮大な感じがするね。 早く知りたいな! えーっと、私も親の勝負手、ここは一発でこれ! |
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| ロン!立直一発平和、裏ドラは…ひとつ乗ったわね。 7700点よ、るなちゃん。 |
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| あちゃー。くやしー! でも、私も満貫手だったもん。悔いはないよ。 |
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| そのような考え方を…。 いつの間にか、るなちゃんも、すっかり上級者ですわね。 |
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| えへへー。それより、さっき言ってた術、教えてよ! | |
| じゃあ、私の今の手を、よく見てね。 聴牌した時は、こういう形だったのよ。 |
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| シャドーネは、何故、ここから 立直をかけたのだと思いまして? |
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| はて・・・何故だろう。 役とかは関係なさそうだね。 ドラ?…も関係ないか。だめだ。わかんない。 |
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| 「ドラ」という言葉が出て、すごいと思いましたわ。 | |
| え。ドラ? ドラは |
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| でも、裏ドラになるかも知れないわよね? | |
| それは、 ああっ、そっか。 ってことは、 |
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| ご名答! どれを捨てても同じなら、少しでも裏ドラになりそうな 牌を残して立直をかける習慣をつけると宜しくてよ。 |
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| なるほどねえ。 裏ドラ表示牌は見えないんだから、 見えてる所で、可能性を判断するんだ。 で、実際、 |
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| まあ、うまくいっただけのことよ。 でも、この術を知らず、 敵に安全牌の情報を与えたくないとばかりに、 折角のおまけだもの、最大限に期待しましょう。 |
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| 「闇の王よ、我に光の結晶を与え給え…」 「闇の王よ!贄と光の交換に応じよ!立直!」 ・・・私のイメージだと、こんな感じ。 |
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| ああ…憂いげな私。素敵ですわ…。うっとり。 | |
| なっ…わっ私を美しく描いたって、何も出さないわよ! | |
| 聴牌気配の察知 | |
| 相手の聴牌の瞬間が分かれば、 振り込むことも少なくなるんだろうなー。 人間の欲望をおさえる役目の2人なら、 そんな術、生み出せるんじゃない? |
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| 無理ね。 | |
| 無理ですわね。 | |
| あらら、揃ってバッサリ…。 そんな術は、超能力者でもない限り、無理だよね。 |
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| でも、一向聴じゃないかしら?って推測はできるわよ。 | |
| できますわね。 | |
| 聴牌じゃなく、一向聴の時?どんな風に見破るの? | |
| どれ捨てたらいいか、迷ってる時ね。 | |
| 迷った時ですわね。 | |
| えー。そうかなあ。 私なんて、いつも迷ってるような気がするけど。 |
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| 上級者ほど、一向聴で、テンポが狂うわよ。 どの受けを残すか…現在までの情報を整理するためにね。 |
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| るなちゃんのおっしゃる通り、初心者は、 いつも迷っていますので、テンポの狂いは 少しも参考になりませんわね。 |
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| そういうものなんだ。 うまい人が迷ったら、一向聴。 これだけでも覚えておこうっと。 |
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| あ、るなちゃんの聴牌気配は、すぐ分かるわよ。 | |
| ウフフフ…分かりますわね。 | |
| ゑゑゑ! 何?なんでわかっちゃうの? |
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| るなちゃんが聴牌しますと、捨てる牌を、 いっぺん右端に持ってきてから、捨てていますわ。 |
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| いっつもそうだから、バレバレなのよ。 | |
| 全っ然、気付かなかった。 無意識に、そんなことしてたんだ…。 っていうか、早く教えてよ! |
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| あはは。ごめんなさいね。いつ気づくのかと思って。 | |
| ひょっとして、他の妖精さんも、みんな…? | |
| るなちゃんの癖は、みーんな、気付いていると思いますわ。 | |
| そうだったんだ、恥ずかしい…。 無意識に、そんな情報を与えていたなんて。 それじゃあ勝てるものも勝てないよね。 |
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| なくて七癖。誰しもひとつくらい癖があるものよ。 対局する時、相手のしぐさ、表情なんかを観察すると、 意外と面白いんだから。 |
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| 立直をかけようか迷う時だけ、ツモ牌を伏せたり、 萬子待ちで、場に萬子が出るたびに、自分の手をチラ見する、 なんて例もありますわ。 |
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| それって、ひょっとして…。 | |
| そう。るなちゃんの癖よ。 | |
| なんてこった…。 | |
| そんなにへこむことは、ございませんわ。 癖は、意識すれば、次第に治るものですの。 癖をなくし、敵に余計な情報を与えないようになさいまし。 |
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| そっかー、ううっ。 なんか悔しいから、私も、人の癖、探してみようっと。 |
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