![]() |
よくいらしゃったわね。私は闇の妖精、シャドーネ。 私が教えてあげるのは、 人間の欲望が生み出した役パワー「リーチ」。 リーチは、ドラと同じように、人間がギャンブル用に考え出した、 とても邪な役パワー。 だけど…もしあなたが『正しい心』で使ったなら、この闇もまた、 麻雀をひときわ楽しいものにしてくれるはずよ。 さあ、あなたに使いこなせるかしら? |
| オリエンテーション | |
| るなちゃん、よね? 私はシャドーネ。お会いできて嬉しいわ。 |
|
| よろしくおねがいします、シャドーネさん。 | |
| 私が教えるのは、不埒な人間共がギャンブル用に考え出した 役パワー、「リーチ」についてよ。 人間の欲望が生み出した術を、シャインと私で封じて管理しているの。 シャインは「ドラ」を。私は「リーチ」を。 いつか、全ての人が、正しく麻雀を楽しむようになる、その日まで・・・。 |
|
| シャインさんも、赤ドラについて、残念がっていたよ。 このリーチも、そういう部類の役パワーなんだね・・・。 |
|
| 間違っちゃダメよ、るなちゃん。 リーチは、人間の欲望が生み出したものだけど、 麻雀をものすごく楽しくする要素。 正しく使えば、これほど楽しいことはないのよ? |
|
| そうだよね。シャインさんも、「ギャンブルに使う」ことに怒ってた。 正しく知って、正しく使うこと大切なんだよね! |
|
| ほほう、いささかの曇りもない、見事な光の心。 るなちゃんになら、この闇の力、きっと使いこなせるわね。 |
|
| どういうこと? | |
| これまでの人間は、みんな、自ら欲望の闇に落ちて、 ドラやリーチを悪用し続けている。 だけど、るなちゃん。あなたは違うわ。 |
|
| 他の人のことは、よくわかんない。 ただ、私は、麻雀を賭け事に使いたくないだけ。 |
|
| それでいいの。 その気持ちが、麻雀の世界を救う力。 あなたが2人目よ。気に入ったわ、るなちゃん。 |
|
| よくわかんないけど・・・ 気に入ってもらえてよかった! |
|
| リーチの手順 | |
| では最初に、リーチの手順について説明するわね。 手順は、下記の通りよ。 @ 門前聴牌状態において、捨牌を行う際、「リーチ」と唱える。 A 牌を横向きに捨てる。 B 1000点棒を卓上へ差し出す。 |
|
| 「門前聴牌状態」ってなに? | |
| 門前(メンゼン) ⇒ 誰からも牌を吸い取っていない 聴牌(テンパイ) ⇒ あと1枚でアガリ だから、「誰からも牌を吸い取っておらず、あと1枚でアガリの状態」 って意味になるわね。 |
|
| なるほど。 これまでの妖精さんも、手順をすごく大切にしてたけど、 このリーチも、手順を間違えたらダメなの? |
|
| 決して間違ってはダメ。 間違ったら最後、欲望の闇へと引きずり込まれる。 |
|
| そうなの!? うわー、間違えないようにしないと。 |
|
| まあ、ちょっと脅かしちゃったけど、それくらいの気持ちでいてね。 ここをいい加減にすると、健康麻雀にならないから。 それじゃ、練習よ。リーチをかけてごらんなさい。 |
|
| はーい!えっと、手牌は? | |
| では、この手牌を差し上げるわ。 | |
| 今、 どれを捨てたら、門前聴牌状態になるかな。 ------------------------------------- ・・・ ------------------------------------- ------------------------------------- だから、 じゃあ、ここは、 ■■■■■■■■■■■■■■■■ @ まずは呪文だよね。『リーチ』! A この B そして、1000点棒を出して…と。 ■■■■■■■■■■■■■■■■ どう?あってる? |
|
| OK。いい感じよ。 | |
| メリット・デメリット | |||||
| リーチをかけることのメリットとデメリットを知っておきましょう。 まず、メリットから。 |
|||||
| 役パワーになることは、教わったよ。 | |||||
| その他にも、リーチをかけた者にのみ得られる特典があるのよ。 「一発」と「裏ドラ」ね。 |
|||||
| 「一発」ってなに? | |||||
| リーチをかけ、次に自分が捨てるまでにアガれれば、 「一発」という役パワーが自動的に得られるわ。 |
|||||
| え、そりゃすごいね。 じゃあ、「裏ドラ」っていうのは? |
|||||
| リーチをかけてアガった人は、通常のドラの下の牌も、 ドラ表示牌にできるのよ。 |
|||||
| ↑裏ドラ |
|||||
| それもすごい。 あれっ、でも、裏ドラって見えないよ? |
|||||
| そうよ。だから、裏ドラを持っているかどうかは、 アガってからのお楽しみ。ほぼ運任せってことね。 |
|||||
| カンで、ドラが増えていたらどうなるの? | |||||
| カンドラの裏側は、「カン裏」って呼ぶのよ。 これも、全てドラになるわ。(要ルール確認) |
|||||
| ↑カン裏 |
|||||
| なるほど。持ってたらラッキーってことなんだ。 他にメリットはある? |
|||||
| 敵を、恐怖の闇に包むことができるわ。 | |||||
| どういう意味? | |||||
| リーチは、あと1枚でアガリ!と宣言しているのよ。 振り込みたくない人は、疑心暗鬼に陥り、 危険な牌を捨てないよう、逃げていくわ。 |
|||||
| なるほど!人をアガリから遠ざける力もあるんだ! | |||||
| メリットはこんなものね。 これらのメリットを得られる半面、リスクも背負ってもらうわよ。 |
|||||
| どんなリスク? | |||||
| 差し出しなさい。体の自由と、生け贄を・・・。 | |||||
| ・・・どうやら、冗談じゃないみたいだね。 具体的には、どういうこと? |
|||||
| ひとたびリーチを唱えたら、そこから先は、 アガリ牌以外は捨てること・・・。 また、生け贄として、千点棒を差し出すこと・・・。 |
|||||
| リーチした後に、手を変えちゃいけないんだね。 また、自分の命とも言える「点棒」を差し出すんだもの。 確かにデメリットだ。 |
|||||
| その他のデメリットとしては、やはり、聴牌を人にばらすので、 ロンあがりが難しくなるってことよね。 |
|||||
| そうだね。人をアガリから遠ざけるってことは、 ロンあがりが難しくなるってことだよね。 まとめると、こんな感じかな? |
|||||
|
|||||
| うん、よくまとまってるわね。 ひとまずこれだけ覚えておけば良いでしょう。 |
|||||
| あ、この生け贄の千点棒は、最終的に、誰のものになるの? シャドーネさんが、持って行っちゃうの? |
|||||
| 「あがった人」に全て差し上げるわよ。 私が持っていっても仕方がないし。 |
|||||
| リーチをかけた後、誰もアガれずに流局したら? | |||||
| 次の局でアガった人に差し上げるわ。 だから、誰のものでもない財産が、 卓の上に積み立てられることになるわね。 これを「供託」と呼ぶのよ。 |
|||||
| じゃあ、その「供託」があるまま、ゲームが終了したら? | |||||
| そうね・・・。 1位の方に差し上げるわ。 |
|||||
| わかった、ありがとう! | |||||
| ロン!闇の力よ、敵を討ち果たせ!リーチサンダー! | |||||
![]() |
|||||
| 動けないけど、やったぁ! | |||||
| 途中流局 | |||||||||||||
| リーチとは関係ないけれど、 「途中流局」についても、教えてあげるわ。 |
|||||||||||||
| 流局って言うのは、 ツモ牌を使い切っても、誰もアガれなかった場合の、 お流れのことだよね。 |
|||||||||||||
| そう。それが通常の流局ね。 その通常流局のほかに、 局の途中であっても、流局する場合があるの。 |
|||||||||||||
| だから「途中」流局なのか。 | |||||||||||||
| 途中流局には、以下のようなものがあるわ。 表にしたから見てみてね。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
| これは、上の説明だけでも大体わかるね。 でも、ここを読んで下さっている方のために、軽く説明してよ。 |
|||||||||||||
| ・・・さて、そのような奇特な人がどれほどいるかしらね。 私は、るなちゃんが分かってくれれば、それでいいと思うけど・・・。 |
|||||||||||||
| まあ、そういわずに。 私の後にも、この記事を読んで、健康麻雀の世界で 頑張ろうとする人がいるかもしれないじゃない。 |
|||||||||||||
| ・・・一理あるわ。 そうね。そういう可能性もあるのよね。 分かった、解説するわ。 |
|||||||||||||
| ありがとう! | |||||||||||||
| では、まず、九種九牌。 正式には、「九種幺九倒牌」と呼ぶわ。 喰い仕掛けのない第一ツモで、手持ちの14枚のうち、 9種類以上の1・9・字牌があれば、流局に「できる」のよ。 |
|||||||||||||
| 「できる」ってことは、しなくてもいいの? そんなメチャクチャな手、流局にした方が都合いいんじゃないかな。 |
|||||||||||||
| 確かに、アガろうとする場合はそうよね。 でも、もうアガらなくてもいいくらい点棒があったり、 役満「国士無双」で一発逆転を狙ったり・・・ 流局させない方が都合のいい場合もあるのよ。 |
|||||||||||||
| 今の私にはイマイチ分からないけど、 そういうものだと覚えておくよ。 |
|||||||||||||
| 次は、四開槓。 2人以上で4回カンすると、流局よ。 |
|||||||||||||
| そんなことも起こるんだね。 でもなに、「2人以上」って? |
|||||||||||||
| 1人で4回カンすると、役パワーになるのよ。 中級編あたりで、フレムが教えてくれると思うわ。 でも、そんなこと、今はまだ知らなくてもいいのよ。 こんなことは、一生に一度、あるかないかだから。 |
|||||||||||||
| なるほど、そういう場合があるのか。 だから、2人以上って、ことわってるんだね。 |
|||||||||||||
| 次は、三家和。 ひとつの打牌で3人が同時にロンしたら流局なの。 |
|||||||||||||
| これは、振り込んだ人はラッキーだよね。 振り込んだと思ったら、流局になるんだもの。 |
|||||||||||||
| そうね。ラッキーね。 でも、そちらの世界では、このルールを 採用しない場合もあるようだから、注意が必要よ? |
|||||||||||||
| そうなの?気をつける。 | |||||||||||||
| 次は、四風子連打。 喰い仕掛けのない一巡目で、 全員が同じ風牌を捨てると流局になるわ。 |
|||||||||||||
| 不思議な流局もあるもんだね。 捨牌は、東の親、南の子・・・と捨てていくわけだから、 この流局の最終決定権は、北の人にあるってこと? |
|||||||||||||
| そういうことになるわね。 逆に考えると、親は、まさか全員が同じ牌を捨てるなんて、と 第一打牌を悔やむ場合もあるかも知れないわ。 |
|||||||||||||
| そう考えると、第一打牌も注意しないとだね! | |||||||||||||
| 最後に、四人立直。 4人がリーチを成立させると流局よ。 細かく言えば、「4人目のリーチ宣言者の打牌を誰もロンしない場合」 に流局になるの。 |
|||||||||||||
| 3人のリーチに囲まれて困った人の逃げ道、ってわけだ。 4人目の人、自分がアガる気がある場合でも、リーチはもう かけられないってことだよね。どうしよう。 |
|||||||||||||
| ま、深く考えなくてもいいわ。こんな滅多に起こらないことは、 知識として覚えておくだけで十分よ。 三家和と同じく、この流局も採用しない場合があるみたいだし。 |
|||||||||||||
| じゃあ、覚えておくだけにするよ。 | |||||||||||||
| リーチの基準 | |
| 初心者には、ここをよく理解して頂かないとね。 | |
| リーチの基準?どういうこと? | |
| どういう時にリーチすべきか、ってことよ。 | |
| 門前聴牌状態なら、リーチできるんでしょ? 誰よりも早くリーチ!どやっ! あはは、すっごく爽快じゃん! |
|
| 確かに爽快よね。・・・だけど。 目先の快楽に溺れ、デメリットのことも考えず、 我先にとリーチをかけようとするのが、 リーチを覚えたばかりの初心者の悪いところよ。 例えばこの手、リーチする? |
|
門前聴牌状態だから、リーチはできるけど。 |
|
| アクアに教わったこと、思い出して。 ここに、 |
|
| あっ。 シャンポン待ちの4枚待ちが、 超有利リャンメン待ちの8枚待ちになる。 しかも、役パワー「ピンフ」もできるね! あがれる牌は4枚だけど、リャンメン待ち+ピンフになる牌は、 えーっと、 |
|
| そうなの。有利になる牌が、アガリ牌よりずっと多いのよ。 でも、リーチをかけると、手を変えてはならないでしょ? |
|
| なるほど、あわててリーチをかけちゃうと、 めちゃくちゃ損だ! |
|
| 分かってくれたわね。 アガリ牌よりも、手が変わる牌の方がずっと多いときは、 リーチをせず、手が変わるのを待つ方が賢明なのよ。 |
|
| よく分かったよ。リーチをかける時は、 超有利なリャンメン待ちに変化しないかどうか、 考えてからにするね! |
|
| リーチをするかしないかの基準は、本当はもっと複雑なもの。 だけど、今は、これだけ覚えておいてね。 |
|
| チョンボ | |
| さて、るなちゃん。 麻雀において、アガるためには、2つの条件を満たす必要があったわね。 それは何だったか、覚えているかしら? |
|
| アガるための2つの約束・・・。 まず、「役パワーがあること」でしょ。フレムさんが教えてくれた。 それから、「ロンする場合、フリテンではないこと」だよね。 ウィンちゃんが教えてくれたよ。 |
|
| よく理解しているわね。 それだったら、「チョンボ」も理解できるわ。 |
|
| チョンボ?初めて出てきた言葉だね。 そういう役があるの? |
|
| 役?・・・まあ、一種の役とも考えられるわね。 その発想はなかったわ。 |
|
| えへへ、やっぱり役だった。 どんな条件でつく役?フレムさんは教えてくれなかったけど。 |
|
| 今言ってもらった、「アガるための2つの条件」を満たさずに アガった時・・・即ち、 @ 役がないのにアガった A ロンしたが、フリテンだった 上記@Aのどちらかを満たせばOKなの。 |
|
| そんなんでいいんだ!超簡単じゃん! じゃあ、パワーは?何飜役なの? |
|
| ふふふ。−5飜よ。 | |
| え?あれ?マイナス? マイナス5飜って、どういうこと? |
|
| 5飜でアガったなら、満貫よね。 チョンボをすると、逆に、満貫を支払うことになるのよ。 |
|
| えーっ!満貫を支払うの?誰に? | |
| 被害者の皆さん・・・つまり、チョンボのせいで、その局を台無しに されてしまった、対局者の皆さんによ。 ツモで満貫をアガった時と同じ点数を、逆に支払うの。 |
|
| …ってことは、これ、役じゃなくて、完全に「罰」だよね。 なるほど…ルール違反には、相応の罰があるってことなんだ。 |
|
| そういうことよ。 だから、アガる際は、「役があるか」「フリテンになっていないか」を よく確かめなければならないの。 できれば、敵がアガった時も、アガるための2つの条件がしっかり 揃っているかを確認して欲しいんだけど…まあ、今のるなちゃんには、 そこまでは無理ね。ひとまず、自分のアガリだけ注意してちょうだい。 ちなみに、チョンボは漢字で「沖和」あるいは「錯和」… 『間違ったアガリ』って意味よ。 |
|
| うん…。 それにしても、初心者には厳しすぎる罰のような気もするんだけど…? |
|
| まあ…ね。今教えた『満貫払い』は、あくまで一般的なルールよ。 この罰は、グループ内で自由に決めて構わないわ。 でも…だからと言って、お咎めなしでは、上達が難しいから、 『チョンボしたら、その局はアガリ放棄』など、軽い罰を負うように してみるのもいいかもね。 |
|
| なるほど。それは事前に決めておくのがいいね。 私もその方がいいかなー、なーんて。 |
|
| よく聞こえないわ。 チョンボに関しては、るなちゃんだからって容赦しないわよ? アガる時は、相応の覚悟をなさい。 |
|
| で、ですよねー。気をつけまーす。 | |
| 連荘・積み棒・不聴罰符 | |||||||||||||
| ロンよ、るなちゃん。 | |||||||||||||
| あらら。またロンされちゃった。 | |||||||||||||
| 私は手加減が苦手なのよ。 さて、100点棒を出して、と・・・。 |
|||||||||||||
| ねえ、シャドーネさん。 | |||||||||||||
| なにかしら? | |||||||||||||
| そろそろ、親、交代してもらえない? 私が先にやりたいんだけど・・・。 |
|||||||||||||
| だーめ。 親の私がアガり続けているうちは、親は右へ移らないの。 これを「連荘(レンチャン)」と呼ぶわ。 「荘」というのは、「親」という意味だから、 「連荘」と書けば、【親を連続する】みたいな意味ね。 |
|||||||||||||
| あ、そうだったんだ。 ということは、私が頑張ってアガれば、親が来るんだね。 |
|||||||||||||
| そういうことよ。 | |||||||||||||
| でさ、さっきから気になってたんだけど、 その白い棒、なに?なんで出してるの? リーチの時の1000点棒とは、違うみたいだけど・・・。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
| あら。ここまで、誰も教えなかったかしら? だとしたら、ごめんなさいね。 これは100点棒よ。「積み棒」として、出しているの。 |
|||||||||||||
| 積み棒? | |||||||||||||
| @ 親がアガる A 流局する 上記@Aのどちらかで、この積み棒が増えていくの。 |
|||||||||||||
| なるほどね。 今、シャドーネさんは、流局なしで、4本目の積み棒を出したから、 「4連続でアガってる」って意味になるのかな。 |
|||||||||||||
| そういうことね。この状態を「4本場」って呼ぶのよ。 さ、頑張ってアガって。さもないと、次は5本場よ? |
|||||||||||||
| よーし、がんばるぞ! ・・・ところで、なんで、積み棒を出さなきゃなの? 「これだけ親が続いてるぜ」なんて、なんか嫌味っぽくない? |
|||||||||||||
| ああ・・・。 実はこの「積み棒」がある状態でアガると、 アガリ点に300点のボーナスがつくのよ。 そのボーナス分を数える「目印」として、置いてるの。 決して嫌味で置いているわけじゃないのよ? |
|||||||||||||
| ボーナス?なるほど、そういう意味があったんだ! 積み棒1本につき、300点なの? |
|||||||||||||
| そうよ。これから4本場だから、ここでアガった者には、 300×4=1200点のボーナスがつく、って計算ね。 まあ、今はまだ、点数の話は知らなくてもいいわ。 そういうものだと覚えておいて頂戴。 ああ、この際だから、「不聴罰符」も教えておくわ。 |
|||||||||||||
| え?何?「ノーテンバップ」? | |||||||||||||
| ええ。「不聴罰符(ノーテンバップ)」。 通常流局時、不聴だった(聴牌状態になかった)人間は、 罰を支払うルールなの。 |
|||||||||||||
| えー!罰って、チョンボの時だけの話じゃなかったんだ! 一体いくら支払うの? |
|||||||||||||
| 不聴罰符の支払い額の合計が、 3000点となるように支払うのよ。 |
|||||||||||||
| ・・・?? よくわかんない。 | |||||||||||||
具体的にはこういうことね。
|
|||||||||||||
| えっと・・・ということは・・・ 例えば、1人だけ不聴だったとすると、 不聴の人は3000点を出して、 聴牌してた人たちが、1000点ずつ分け合うってこと? |
|||||||||||||
| 正解。分かったかしら? | |||||||||||||
| 一応は分かったけど・・・流局時、聴牌してるかどうかって、 実はものすごく重要ってことじゃない?これ。 自分だけ不聴だったとすると、ものすごく悔しいね。 |
|||||||||||||
| まあ、そうよね。 だけど、今のるなちゃんには関係ないわ。 今は、ただ、アガることだけを考えて。 |
|||||||||||||
| はーい!じゃあ、4本場から! 5本場にはさせないぞー! |
|||||||||||||
| 初級編修了 | |
| さあ、これで、初級編はおしまい。 オンライン麻雀を楽しむ技量は身についているはずよ。 |
|
| やったー!ありがとうございました! | |
| でも、初級編で覚えた知識だけで戦っても、おそらく、 10半荘中2回、トップをとれるかどうか。 |
|
| それはまた勝率低いね…。 でも、アイカさんは「初心者のうちは、楽しむことが勝利条件」って教えてくれた。 だから、ひとまず、アガリを目指せるこの実力を大切にするよ! そうだ、初級編が理解できたら、アイカさんにの所へ戻って、 中級編を教えてもらう約束だったんだ! シャドーネさん、ありがとう、また来まーす!! |
|
| あらあら、走って行っちゃったわ。 るなちゃんの向上心には頭が下がるわね。 じゃあ、私も、中級編の準備を始めておきましょうか。ふふっ…。 |
|
初級編に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。 まずは、ここまでの知識で、麻雀を楽しんでみて下さい。 麻雀の楽しさ、難しさ、奥深さに、改めて驚かれることでしょう。 そして、麻雀に慣れ親しむうち、こんなことを考えるようになるかも知れません。 「トップをとれるようになりたい」「振り込みたくない」… このように考え始めたら、その日から、あなたは中級者。 いつでも、中級編をご覧ください。 中級者になるために必要な知識が満載です。 そして、上級者へと、ステップアップして頂くことができたなら、 私共にとって、何よりの喜びです。 7妖精一同、あなたのお越しをお待ち申し上げております。 2011年4月吉日 NPO法人雀新会 代表 宮川美和子 |
|
当サイトの牌画はインターネット麻雀Maru-Janの使用許諾を受けて使用しています。
オンライン麻雀Maru-Jan http://www.maru-jan.com/