ケーススタディ009 途中流局
うわー!うわー!ちょっとちょっと!
どうなさいましたの?るなちゃん・・・
あらあらあら、まあまあまあ。
騒々しい。一体なに・・・
あらあらあら。
こんなにカンが入ってるのに、私には1枚も乗らない・・・。
っていうか、新ドラがほとんどピンズってなに。ピンズの何もない時に限ってこれだから・・・。
あの・・・そんな悠長なことを仰っている場合ではありませんでしてよ。
そうよ。まずが上家にモロ乗りよね。
そして、るなちゃんにピンズが全くない・・・ということは、
敵の方にピンズが固まっているということなのよ?
えーっ、言われてみれば確かに!
対々和までできたらいいなー、って思ってたのに!
もうこうなったら、大急ぎでだけでアガった方がいいのかな。
そうなさいまし。
ですが、ここで一番嬉しいのは・・・。
シッ。
るなちゃんが気づくかどうか、黙って見ていましょう。
あら。そうですの?分かりましたわ。
なんとなく対々和を狙って、ツモが
こんなの小ミンカンしたって、敵にドラを増やしちゃうだけだろうし。
こんなの・・・
!・・・
!・・・
あれっ、待てよ。
これ・・・ひょっとして・・・そうだ、これは!
・・・!
・・・!
カンすることで、流局にできる局面だ!
1枚切れのを捨てて、ターンエンド!どうだ!
よーし!流局に持ち込んで、事なきを得たぞー!
ここはこれが正解だよね、多分!
正解よ。敵のドラを全て無に帰す途中流局【四開槓】の術。
よく思い出したわね。
一時はどうなることかと、ヒヤヒヤしましたわ。
シャドーネさんは、カン4回の流局を「四開槓」って教えてくれたけど、
天鳳では、「四槓散了」って呼ぶんだね。
そのようね。他にも「四槓算了」といった書き方もあるけれど・・・
この際、呼び方は、何だっていいわ。
るなちゃんが、途中流局を戦略に組み込んだところで、胸いっぱいよ。


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