はじめまして!私は、大地の妖精、アイカと申します。 私が主に担当するのは、麻雀の『基礎』と、防御の術『カベ』についてです。 大地のように基礎を固め、大地のカベで鉄壁の守りを築きましょうね。 |
オリエンテーション | |
あら。あなたは…? | |
るなって言います。あなたはだあれ? | |
るなちゃん、ですね。私は大地の妖精、アイカ。 私の言葉が分かるんですか。 …ひょっとして、 こんな感じのもの、持っていますか? |
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あっこれ、今日、押入れの奥で見つけたのと同じだよ! ちょうど今、ポッケに入ってるの。 これ、何か知ってる? |
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懐かしい…そうですか、あなたは…。 | |
??? | |
いいでしょう。麻雀のこと、お教えします。 私がお教えするのは、麻雀の基本、そして「カベ」です。 |
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そっか、これ、麻雀に使うものだったんだ。 名前だけは、聞いたことがあるよ! |
健康麻雀の勝利条件 | |
麻雀って、何を競うゲームなの? 将棋は、相手の王様を追い詰めればいいし、 ウノなら、カード全部出せば勝ちなんだけど。 |
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麻雀の本当の勝利条件は、 「最終的に、他の誰よりも点数をたくさん持っていること」です。 |
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「本当の」っていうと? | |
初心者の皆様におかれましては、まず「アガること」が一番の目的となるでしょう。 勝利や敗北にこだわらず、頑張ってアガリを目指して下さい。 そして、他のプレイヤーと楽しく会話をしながら、 麻雀卓の上で起こる一喜一憂を楽しんで下さいね。 |
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とりあえず、「アガリを目指して楽しんだ者の勝ち」ってことなんだね! |
麻雀牌の種類と呼び方 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
以下に示す34種類が、麻雀牌です。 これらが、1種類につき必ず4個ずつあります。 従って、34×4=136枚の牌があるのです。 |
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なるほど!押入れで見つけたのは、「チュン」っていうんだ! これ、何語なの?日本語のようにも見えるけど。 |
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本来ならば、全て「中国語」で統一されるべきなのですが、 るなちゃんの使う「日本語」も、うまいこと混ざっている状態です。 言うなれば「マージャン語」・・・。そのように考えて下さい。 |
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マージャン語!覚えられるかなあ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
それぞれの牌には名前がついています。 名前の構成は、『数字』+『種類』となっていますよ。 マンズの5ならば、5を示す『ウー』と、マンズの『マン』とを合わせて、 『ウーマン』となります。 ですが、無理に覚える必要はありません。 イーピンなら「丸の1」、ウーソーなら「棒の5」などでも、十分に通じます。 |
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うーん、私も、そっちの呼び方がいいな。 ピンズとかソーズとか、まだよく分かんないし。 |
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慣れてきたら、マージャン語にもチャレンジしてみて下さいね。 なお、私たち妖精は、全ての知識をマージャン語でお教えします。 |
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あっ、でも、この漢字のやつは、すぐ覚えられそう。 えーっと、トンナンシャーペーハクハツチュンチュン? |
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最後の「中」が1つ多かったですね。あとは完璧です。 字牌については、語呂がいいので、覚えてしまいましょう。 「トンナンシャーペーハクハツチュン」 …はじめは呪文のように聞こえるかも知れませんが、 繰り返し声に出すことで、すぐに覚えられると思います。 どうしても覚えられない方は、日本語読みでも構いませんからね。 |
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はーい。 |
場所決め・親決め | |
麻雀の机には、4箇所、座る場所があるけれど、 まず、どこに座ったらいいのかな? 私、好きなとこ、選んでいい? |
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待ってください、るなちゃん。 ここでは、簡易版の場所決めを行います。 を1枚ずつ準備して下さい。 |
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了解!…はい、麻雀牌の中から、1枚ずつ、拾い出したよ。 | |
それらを伏せ、少々混ぜてください。 | |
カシャカシャカシャ。 はい。こんなもんでいいかな? |
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そこから、1枚、牌を選んで下さい。 | |
じゃあ、これにする。だったよ。 | |
を引いた方は、好きな席を選んで下さい。 | |
あはは。結局、私が好きな席を選ぶことになった。 じゃあ、ここにしようっと。 |
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を引いた、るなちゃんの場所から、反時計回りに、 を引いた人、 を引いた人、 を引いた人、と席が決まります。 私はを引きましたので、るなちゃんの向かい側に 座ることとなりました。 |
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が余っちゃったね。 本当は4人で選ぶから、こんな風には余らないんでしょ? |
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はい。普通は余りません。 今は、私と、るなちゃんの、2人きりですから…。 |
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いやん、2人きりなんて。 …で、次は何をするの? |
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次は、親を決めます。 を引いた方は、1回目のさいころを振ります。 |
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え、さいころなんて使うんだ。 一体どこ…ああ、あったあった。 えっと、2個あるけど、どっち使ったらいいの? |
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ふたつ同時に振って下さい。 | |
はーい。それっ。 ・・・5と6が出たよ。 |
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そうしましたら、自分の場所を「1」と数え、 反時計回りに、さいころの目の合計だけ、 場所を数えて下さい。 すると、「2」は右、「3」は向かい、「4」は左ですね。 「11」は、どこを指し示しましたか? |
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自分が1ね。 1が自分、2が右、3が向かい、4が左、5が自分、6が右… あっ、11は、アイカさんの所(向かい側)になったよ。 |
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1回目のさいころが私を指し示しました。 なので、私が、2回目のさいころを振ります。 …3が出ましたね。 |
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ってことは、今度はアイカさんが1で、2、3… ああ、私だ。 |
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2回目のさいころが指し示したるなちゃんが、 最初の「親」となります。 |
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やったー!私が親ね! ・・・あ、親って何? |
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お教えしていませんでしたね。 今は深く考えず、「一番最初に牌を取る人」と 覚えて下されば良いでしょう。 |
山を積んで配牌しよう | |
さて、机の上には、牌がたくさん転がってるね。 まず、これ、どうするの? |
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全ての牌を伏せ、かき混ぜます。 | |
え・・・けっこうな枚数あるんだけど。 これ本当に全部、ひっくり返すの? |
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るなちゃん、トランプやウノでも、 表向きと裏向きが混ざったまま、カードを切るんですか? |
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そんなわけ、ないじゃん。全部裏向き。 | |
そういうことです。麻雀だって、同じなんですよ。 | |
すごく納得した。 じゃあ、まずは、全部ひっくり返して、っと。 |
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ひっくり返したら、よく混ぜましょう。 | |
これ、混ぜようとすると、表向きにひっくり返っちゃうね。 ひっくり返らないように混ぜるコツってあるの? |
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牌の側面だけに触れるように、混ぜて下さい。 牌の背中に触れますと、 どうしてもひっくり返ってしまいます。 |
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なるほど。やってみるね。 ・・・お、お!おー!見事にひっくり返らない。 |
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十分に混ざりましたら、山を積みます。 17枚を、2段積みします。 |
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17枚。なんだかハンパな数だね。 これを手元に集める時のコツもあったりする? |
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ありますよ。 まず真ん中に1個置いて下さい。 |
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はい。置いたよ。 | |
両手に2個ずつ、持って下さい。 これを、先ほどの1個の両端にくっつけます。 4回繰り返すと、17枚並びますよ。 |
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おっと、これは意外と難しいね。 右手はいいけど、左手は…。 あれっ、2個持ったと思ったら、1個だった。 |
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案外、難しいでしょう? これ、実は、脳の活性化に、とてもいいんです。 せっかく、牌を積むなら、健康に良い方法で。 |
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そうなんだ!なんか得した気分だね! はい、17枚×2で、34枚集めたよ。 |
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手前の列の17枚を、奥側の17枚に重ねて下さい。 | |
こ・・・こりゃ難しい。せっ、せ…せーの! うわー、壊しちゃった。 |
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るなちゃんの小さな可愛いお手々では、 一気に乗せるのは、難しそうですね。 少しずつ乗せても、いいんですよ。 |
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待って!もうちょいでできそうだから! よっ!・・・ああああ!惜しい! 今度こそ、せーのっ!おわー! |
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…かれこれ5分…。 私、もう、空席の分まで、山を積み終わったのですが。 負けず嫌いな一面もあるんですね、るなちゃん。 |
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だめだ、諦めた。半分ずつ乗せるよ。 | |
いつか、できるようになります。 焦ることはありませんよ。 さて、ようやく配牌です。 |
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あー、待たせてごめん。 配牌って、どうやるの? |
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親は、さいころを振ります。 | |
今の親は、私だったね。 えいっ。・・・6が出た。 |
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6が指し示すのは、どの場所ですか? | |
自分が1、右が2、って数えるんだったよね。 すると、6は…右だね。 |
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そうです。右です。 そして、右の山の前に座っている人から見て、 右から数えて、6列目。 ここを、切り離します。 |
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うん、切り離したよ。 | |
そこから、時計回りに、牌の山を消費していきます。 まず、親は、2×2のブロックで、4枚を取ります。 次は、右の人が、4枚。 向かいの人が4枚。 左の人が4枚…。 これを3周、繰り返します。 |
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はい、3周したよ。 今のところ、手元には、12枚、持ってきているね。 |
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そうしましたら、親は、図のような形で、 13枚目と14枚目を、同時に持ってきます。 |
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(取る) (取る) ↓ ↓ |
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ふーん。なんか変わってるね。 これはどうして、こう取るの? |
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分解して考えますと、 配牌としての1枚と、第一ツモの1枚を、 同時に取っているだけなのです。 |
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?? よくわかんないや。 まあ、こういう風に取ればいいってことでしょ。 |
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親のるなちゃんは、第一ツモも取ってきていますので、 1枚捨てる所から、ゲームスタートとなります。 |
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大体わかったよ。 あとは、そのうち、慣れるでしょ。 |
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がんばって、るなちゃん! | |
うわー! |
メンツとアタマを作ろう | ||||||||||
配られた牌を、どうしたらいいの? | ||||||||||
4つの「メンツ」と、1つの「アタマ」を最初に揃えた人がアガリです。 | ||||||||||
メンツ…?アタマ…?なんだろう。 | ||||||||||
メンツには、並び組である『シュンツ』と、同じ組である『コーツ』があります。 また、アタマは、同じ牌を2枚揃えたものです。 |
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では、メンツやアタマを作ってみて下さい。 | ||||||||||
うん。えーっと、こうすればいいのかな。 | ||||||||||
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うふっ、ありがとう。お手本のように間違っていますね。 | ||||||||||
えーっ、どこがダメだった? | ||||||||||
ひとつづつ、確かめてみましょう。 まず、異なる種類の牌は、つながりません。 |
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そうなんだ。数が合ってればいいのかと思った。 | ||||||||||
9と1とは、つなげられません。 | ||||||||||
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そうなの?だって、アイスクライマーもクルクルランドも ナッツアンドミルクも、右に行ったらまた左から出てくるよ? |
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(私の知識によると、1980年代のテレビゲームですか…。) とにかく、メンツは、1と9はつながらないのです。 |
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そっかー。 | ||||||||||
字牌は、同じ牌としかつながりません。 | ||||||||||
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そうなんだ。「白發中」なんて、 見た目もきれいだし、いいと思ったんだけどなー。 |
取って捨てるを繰り返そう | |
えーっと、4つのメンツと、ひとつのアタマ…。 牌がいっぱいありすぎて、何がなにやらだよ。 |
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牌が多いと大変ですね。ですから、まずは、 1つの「メンツ」と、1つの「アタマ」だけ揃ったら、アガリとしましょう。 また、いろいろな柄があると混乱しますので、 そうですね・・・ピンズ(の種類)だけ、用いましょう。 |
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それなら、私でも簡単だよ! で?まずは、どう配るの? |
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ここでは、4枚の牌を配ります。 私とるなちゃん、お互いに、4枚ずつの牌を持ちましょう。 不正のないよう、私の選んだ4枚を、るなちゃんに。 るなちゃんの選んだ4枚を、私に下さい。 |
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じゃあ、4枚選んで…はいっ、どうぞ、アイカさん。 どれどれ、私のところへは…この4枚が来たよ。 |
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それでは、これから、順番に、 「ひとつ取って、アガっていなければ、ひとつ捨てる」を 繰り返します。 メンツ1つ、アタマ1つで、アガリですよ。 |
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私からやっていいの?じゃあ、ひとつ取るね。 こんなのが来た。 |
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持って来た牌 | |
アガっていますか?いませんか? | |
今持って来たで、アタマができたよ。 メンツはまだできていないから、アガってはいないね。 |
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それでは、ひとつ捨ててください。 | |
えっと、どれを捨てたらいいのかな。 と持っているから…。 ああ、の部分に、が来れば、メンツができるね。 だから、ここは、がいらないかな。 じゃあ、はいっ。を捨てるよ。 |
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次は私の番です。 ひとつ取りまして…はい、ひとつ捨てました。 さあ、るなちゃんの番ですよ。 |
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引け!えいっ! | |
持って来た牌 | |
ああん、失敗。じゃなかった。 は、いらないよ。じゃあこれ、そのまま捨てて…。 |
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待って、るなちゃん。 そので、アガリですよ。 |
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えっ、どうして?じゃないんだから、メンツには… …ああ、でもいいのか! と揃った!これでアガリなの? |
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はい。アガリです。 のメンツと、のアタマができました。 メンツ1つ、アタマ1つが揃いましたよね。 文句なく、アガリですよ。 |
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やったー!はじめてアガったよ!うれしいなー! |
アガリの呪文 ツモ・ロン | |
(こんな手が来ているよ。あと、でアガリだよ。) | |
私の番ですね。 ひとつ取って、、、を捨てましょう。 |
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(あ…私の欲しい。ひとつ減っちゃった。) | |
るなちゃんの番ですよ。 | |
あっ、はーい。何を持ってくるかな。 | |
持って来た牌 | |
おっと!引いた!アガリだよ〜! | |
お見事、るなちゃん! ではここで、呪文を覚えて頂きます。 |
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じゅ、呪文?どんな呪文? | |
自分で持って来た牌でアガった時には、 「ツモ」と唱えて下さい。 呪文の効果で、この回は、るなちゃんのアガリとなります。 |
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なるほど。呪文を唱えることで、はじめてアガリなんだ。 | |
また、「ツモ」を唱えた後の手順は、厳しく決まっております。 必ず、必ず!守って下さい。 @ 「ツモ」と唱える A 今持って来た牌を見せる(手牌にくっつけないこと) B 手牌を倒す |
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分かった、その手順ね。 ところで、ツモと唱えず、手牌を倒したりしたら、どうなるの? |
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アガリが認められないばかりか、 ペナルティーが科されます。 今は具体的には申しませんが、 私によって、厳罰が下されるのです。 |
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それほどまでに厳しいんだ! この手順、しっかり守らなくちゃ。 |
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あらっ?今のるなちゃんのアガリ…。 直前に私がを捨てましたが、 「欲しいな」とは思いませんでしたか? |
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そりゃ思ったよ。私が引きたかったなー、って。 | |
そうですよね。然らば… 私の捨てた牌が、るなちゃんのアガリ牌なら、 その捨牌でもアガれるようにしましょう。 |
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他人の捨てた牌でアガれるようになるの? それって、めちゃくちゃ有利じゃない? |
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そうですね。 人の捨てた牌でアガった時は、 「ロン」と呪文を唱えて下さい。 |
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人の捨牌でアガる場合は「ロン」ね。分かった。 これも、ツモの時みたいに、厳しい手順はあるの? |
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はい。以下の手順を厳守下さい。 @ 敵がアガリ牌を捨てる A 次の人が牌を1枚取る前に 「ロン」と唱える B 手牌を倒す |
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え…次の人が牌を取る前に? 次の人が牌を取った後だと、ロンはできないの? |
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そうなんです…。 次の人が1枚引いたら、もはや、今捨てられた牌に 「ロン」はできません。 |
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ってことは、自分があと1枚でアガリの時って、 敵が何を捨てたか、よーーーく見てないといけないってこと? |
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まさにその通りです。 ロンできる牌を見落とさないよう、 細心の注意を払わねばならないでしょう。 |
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うわー、それも気をつけなくちゃ。 よそ見なんてしてる暇、ないんだねー。 |
流局 | |
あれー。なかなかアガれない。 | |
私もです。 | |
これが最後の牌。・・・あれ。これでもダメだった。 じゃあ、これも捨てて・・・。 取る牌がなくなっちゃったよ?どうするの? |
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牌が全てなくなりましたね。 このように、持って来るべき牌を全て使い切りましたら、 「流局」となります。 この回は、お流れです。 |
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あ、ウノみたいに、 捨ててあるやつを、もう一回シャッフルとか、 そういうことはしないんだね? |
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はい。 あと1個でアガれる手だった者は、 手牌を倒して、みなさんに見て頂きましょう。 |
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はーい。 配られてから、ずっとこの手だったんだけど。 |
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なるほど、道理で。 私も、あとひとつでアガリでしたが…。 |
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あははは! アイカさんが、3つ持ってたんだ! これじゃ、どっちも、アガれるわけないね! |
初心者に不要な知識 | |
牌のことや、取って捨てるを繰り返すこと、 「ツモ」「ロン」の呪文は理解できたよ。 あと…最初、「カベ」とか何とか言ってなかったっけ? |
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はい。大地の『カベ』のことですね。 | |
大地の壁!なんかカッコいいよね。これはなに? | |
初級編を全て理解しましたら、中級編にお出で下さい。 そこでお教えしましょう。 |
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えっ、そんなに難しい話? | |
それほど難しくはないのですが…。 麻雀の基本を覚えようとしている初心者の皆様には、 とりあえず必要のない知識なのです。 |
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なるほど、基本を知った上で、 はじめて教えてもらえる術だってことだね。 分かった、他の妖精さんたちの所に行って、 初級のお話、全部聞いてくるよ。 |
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私はいつでも待っていますよ。いってらっしゃい、るなちゃん。 |
牌のデザインの由来 | |
あっ、ふたつ質問していい? | |
はい、何でしょう? | |
それぞれの絵は、何が元になってるの?あと、ソーズの1は、なんで鳥さんなの? | |
ピンズは「お金」、マンズは「お金の単位」、ソーズは「お金の穴にひもを通して束ねたもの」です。 また、東南西北は「方角」、白發中は「弓を射る動作」、即ち「的(白)、発射(發)、命中(中)」という意味です。 ソーズの1は、いろいろな説があるのですが…私は、この言い伝えが本当だと思います。 麻雀を考えさせた、中国のある偉い方には、お后(おきさき)様がおられました。 お后さまは、危ない目に遭わぬよう、どこにも外出してはならないという命令を受けていたそうです。 庶民は、このお后様を「籠の鳥」と呼び、いつも、かわいそうだと思っていました。 丁度その頃、ソーズの1は、そのまま書いてしまうと、男の子の…ほら、アレ…に似てるでしょ? だから、別のデザインがないかなと考えられていたのだそうです。 そこで、ソーズの1は、そのお后様である「籠の鳥」を描きました。 せめて、卓の上で自由に遊びまわってもらおうという、優しい心配りです。 時代が変わっていくうちに、その鳥は、孔雀のような姿をした鳥に変化しました。 麻雀牌メーカーそれぞれで、独自の鳥さんを描いていますよ。 ですから、ソーズの1を見ると、どのメーカーが作った牌なのかが分かったりします。 |
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なるほどねー。大昔の人も、いろいろ考えていたんだ。ところで、「男の子のアレ」って何? | |
そこだけを蒸し返されると恥ずかしいです…。るなちゃんのママに聞いてみて下さいね。 | |
??? へんなのー。 |
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