術の融合 | |
あれっ。 アイカさん、アクアさん。どうしたの? |
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上級編では、「ふたりがけ」の内容をお教え致します。 | |
ふたりがけ!なあにそれ。 | |
普段は各妖精が、それぞれの分野の術を 管理しているのですが。 |
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2人の妖精の力を合わせると、各分野の術が融合し、 また新たな術が生まれるんですよ。 人呼んで「ふたりがけ」です。 |
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へえ!それは面白い! えっと、それぞれ教えてくれたのは、 アイカさんは大地のカベでしょ、 アクアさんは牌効率でしょ。 これが一緒になると、どんな術が生まれるのかな。 なんだかワクワクするねー。 |
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それではどうぞ、お楽しみ下さい。 |
カベひっかけ | |||||||||||||
私の4枚カベを利用すると、こんなことができてしまいます。 | |||||||||||||
るなさんが、このような状況にいるとしましょう。 | |||||||||||||
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上家のアクアさんが立直だね。 なにひとつ現物がないや。 こっちもすごくいい手だから、ここは、えーっと、 あ、4枚カベ、発見!が4枚見えてる。 大地のカベで、を捨てて、っと…。 |
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そのでロンですよ。立直一発ドラ、7700点です。 | |||||||||||||
ロン | |||||||||||||
うぐ。…なるほど、シャンポン待ち。 シャンポン待ちは、4枚カベを貫くんだよね。 これは仕方ないや。 |
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次は、このような局面です。 | |||||||||||||
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今回も勝負手。 の4枚カベで、を捨てる! |
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それもロンです。 | |||||||||||||
ロン | |||||||||||||
あああ、今度は七対子。 単騎待ちも、カベを貫くんだよね・・・。 これも仕方ない。 |
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るなちゃん、カベを全面的に信用してくれて、ありがとう。 なんだか、心がチクチク痛みます…。 |
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このように、4枚カベであることを利用して、 あえてカベに守られた牌で待つことを、 「カベひっかけ」と言うのです。 |
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今2回振り込んで気づいたんだけど、この4枚カベ、 全員から見えているね。 そっかー、みんなが知っているカベって、 逆に利用されてしまうこともあるんだ…。 自分だけが知っているカベなら、 敵にはカベの存在が知られていないんだから、 わざわざ、そんな単騎待ちにしないはずだよね。 |
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全くその通り。カベを使って安全牌を推理する時は、 「自分だけが知っているカベ」を使うのが基本なのです。 |
カベを読んでの押し引き判断 | |
カベを使って安全牌を推理する時は、 「自分だけが知っているカベ」を使うのが基本… これを知っていますと、こんなことに応用できますよ。 |
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るなさんが僅差でトップの南2局、 るなさんは、このような手を聴牌していました。 |
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三色同順だね。出てこい! | |
そこへ、下家の親が立直をかけてきました。 これに対し、対面が、少し迷った後、手の中から、 スジの見えていないを切りました。 |
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るなさんのつかんだ一発の牌は、。 安全かどうかのヒントはないようです。 さあ、るなさんなら、どうしますか? |
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うーん、振り込みたくないね。 とはいえ、ここはアガって、2位との差も広げたいところ。 どうせ捨てるなら、こっちも立直!っていうのはどうかな。 |
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なるほど、それも悪くない手です。 立直、三色同順。40符3飜、5200点ですね。 ツモあがりできれば、満貫まであります。 |
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ですが、ここは、を捨て、 オリてしまう方がいいと思います。 |
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アガリを諦めて、対面と同じものを捨てるんだね。 確かにロンはされないけど、弱気すぎない? |
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アクアが勝負を降りたのには、理由があるのです。 対面は、何故、立直一発で、を捨てたのでしょうか? |
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ただ単に、いらなかったからじゃない? 対面も勝負手なんだよ、きっと。 |
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その可能性も、もちろんありますね。 しかし、そうでなかった場合の、 対面の気持ちを考えてみて下さい。 |
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対面の気持ちね…。 『立直かー。現物も、スジもないしな。困ったなー。 ここは、大地のカベを利用して、を捨てよう。』 って感じ? |
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あっ。すごい。答えが出ましたね。 | |
えっ。私、答えなんて言ってない。 対面の気持ちになっただけだよ。 |
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対面からは、一体、何が見えたのでしょうか? | |
のカベ。 あっそうか!対面は、私の知らないが、 たくさん見えてるってこと? |
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その可能性が高いですね。 果たして、るなちゃんの待ち、は、 アガれるでしょうか? |
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対面がいっぱい持ってるんだったら、 アガれる可能性は低いかも。 そっかー、敵の気持ちになると、 カベの存在を予測できるんだ。 そのカベが、自分の欲しい牌だったら、 自分がアガりやすいかどうかさえ、分かっちゃうんだね。 |
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気づいて頂けたようで、嬉しいです。 | |
ふたりがけって、凄いでしょう? | |
うん!確かにすごい! |
効率ひっかけ | |
これは、牌効率を熟知した、熟練者にしか効果のない術です。 | |
効率ひっかけ。まず意味が分からないから。 | |
では、南家のこの配牌。るなちゃんなら、何を捨てますか? | |
オタ風のだよ。友達の少ない牌が不利なことは、 アクアさんから習ったんだよね。 |
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素晴らしい。それが基本です。 しかし、この「効率ひっかけ」を意識するならば、 ここでは、を捨てます。 |
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…初級や中級では考えられない打ち方だよね…。 でも、どうして? |
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この配牌で、基本ができている人ならば、 こんな所、絶対捨てないはずです。 しかし、こんな配牌なら…? |
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どっちも、ものすごい好配牌じゃん。 この場合なら、文句なくを捨てるね。 上は、まわりに何もないし、もう面子候補は十分あるし。 下は、もうこれソーズ屋さんでしょ。ピンズより字牌が大切だよ。 |
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そうですよね。 つまり、第一打牌に2〜8を捨てるということは、多くの場合、 「その辺は必要ない」という意思の現れと考えられます。 |
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確かにそうかも。 | |
しかし、先ほどの手が育ち、このような聴牌になったとしましょう。 第一打には、が捨てられています。 |
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なるほど!第一打にを捨てているから、この辺はない! って早とちりした敵が、を出す可能性が高いね! その敵から、が3枚カベで見えていたら、こりゃもう決定的だ。 |
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このように、牌効率的にあり得ない牌を第一打に選ぶことで、 敵の判断ミスを誘うのが、「効率ひっかけ」なんですよ。 |
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面白い術だねー。 でも、これ、先に引いちゃったら、 折角の工夫も台無しじゃない? |
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それを言われてしまいますと、ミもフタも・・・。 | |
実際のところは、るなちゃんの仰る通り、を 先に引くことのほうが、ずっと多いです。 しかし、最後までこの部分が残れば、大チャンス。 チャンスを作る術だと思って頂ければ良いでしょう。 そして、その工夫は、第一打から、始めなければいけないのです。 |
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うーん、なるほど。 第一打に、基本通り、友達の少ないを捨てているようでは、 まだまだ中級者、ってことかな。 上級者は、こうやって、型破りなことをするんだね。 |
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その通りです。 しかし、「型破り」とは、「型」を熟知して、はじめて破れるもの。 基本を無視して構わない、という話ではありません。 そこの所だけ、よく、ご理解下さい。 |
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逆に言うと、基本も知らずにこんなことしたら、 ただのデタラメってことだよね。 基本をしっかり身につけてから、こういう型破りに臨むことが、 大切なんだね。よく分かった! |
使えないはずの牌なのに… | |||||||||||||
上家のアクアが立直をかけました。 このような場面、るなちゃんの手の中にある牌で、 安全牌はどれだと思いますか? |
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現物の、スジのってとこかな。 あ、が4枚見えてるよ!は安全と見た! |
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うーん。この捨牌状況ですと、必ずしも、そうとは言えないようです。 | |||||||||||||
えええ、どうして?自分だけが見えてる4枚カベじゃん! | |||||||||||||
が4枚見えているということは、誰も、 の形では、を使っていないことは分かりますね? |
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それは分かる。 | |||||||||||||
しかし、この終盤まで、 使いづらいはずの牌が出てこない。ということは… |
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誰かが使ってるんだ! | |||||||||||||
しかも、そこが待ち、即ち、 単騎待ちやシャンポン待ちに使われていたとしたら…? |
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ロンされちゃうかも!あぶない! | |||||||||||||
もちろん、誰かに暗刻が固まっているような場合もあります。 しかし、ヒントが他にない場合はともかく、このように、 使えない牌のはずなのに終盤まで誰も出さない場合は、 むしろ、そこが危険なのです。 |
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断定はできませんが、他に捨てられる牌があるなら、 そちらを捨てるのが賢明でしょう。 |
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じゃあ、この場合は、まず現物のを捨てて、 次にを捨てるといいね。降りた降りた。 で、アクアさんは、何待ち? |
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七対子の、待ちです。待ちから変えました。 残念ながら、皆さんに止められ、アガれませんでした。 |
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ひゃー、危ないところだった。 4枚カベといえども、状況によっては、むしろ危険牌に なるような場合もあるんだね。 |
みんな逃げて!逃げ道づくり | |
るなちゃんがトップのオーラス、10巡目に、 4位の人から立直が入りました。 るなちゃんと4位の人との差は11900点。 誰かが跳満を振り込んだ時点で、るなちゃんは2着に落ちます。 |
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るなさんは、このオーラスの配牌はあまり良くなく、 安全牌を集めながらの手作りだったので、 安全牌の在庫は十分にあります。 そんな中、立直の人の捨牌にはが1枚。 るなさんの手の中には、の暗刻がありました。 さて、るなさんの取る戦略は? |
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なんだか変わったシチュエーションだよね。 自分が振り込んじゃいけないのは当然として、 他の人にも振り込んで欲しくないんでしょ? 「気をつけてー!」って言うしかないような気もするけど。 |
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そう。その気持ちを、捨牌で表現するのです。 | |
なんだか詩的なことを言うね、アイカさん。 具体的には、どうすればいいの? |
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ズバリ、の暗刻を捨てます。 | |
ははあ・・・。 自分だけが知っていた4枚カベを、 あえて、みんなに教えるんだ。 |
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そうしますと、が安全なことが、皆さんに伝わり、 他の方の安全牌を増やすことができるのです。 |
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なんかあれだ。 避難訓練の、誘導員みたいな術なんだね。 みんなこっちに逃げてー! |
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そんなイメージです。 | |
でもこれ、敵もカベのこと、熟知していないと・・・。 | |
そうすると、折角の情報も、 利用できないことになりますね。 るなさんが避難する立場になった時、 その情報を見落とすことのないように、 知識として覚えておいて下さい。 上級者と対戦する際、このように、わざとカベを見せるような 打ち方をした人がいたら、有難く、利用させてもらって下さい。 |
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やっぱり、いつも、カベの存在には 注意していないとだね。 ぼんやりしてると損しちゃう! |
超牌効率(1・9) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
親の配牌です。 さあ、効率の最も良い捨牌は何でしょうか? |
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に決まってるじゃん!一番、友達の少ない牌だもんね。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
そうですね。正解です。では、これも親の配牌です。 さあ、効率の最も良い捨牌は何でしょうか? |
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えっと・・・かの、どっちかだと思うよ? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
どっちか、ではなく、ズバリと答えてください。 さあ、どちらの方が効率が良いでしょう。 |
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どっちかったって・・・。どっちも同じ、浮いた【1】じゃん。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この形であれば、を捨てるべきなのです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
なんで? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
と。 この2つのグループに、各々の234が入ったときのことを考えます。
全ての組み合わせで、ソーズは無駄な孤立牌がありません。 また、全てのマンズで、と、どちらを捨てるかの比較となりますね。 ですから、ここは、が必要ないのです。 |
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なるほどね。確かに。 でもこれ、ぶっちゃけ、重箱の・・・ |
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確かに、重箱の隅をつつくような話でしょう。 ですが、同じ1であっても、このように明確な理由があるならば、 効率の悪い方を捨てるのが、本当の意味での牌効率です。 |
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突き詰めれば、そういうことか。 だったら、最初から、これを教えてくれれば良かったんじゃない? |
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しかしながら、基本的な牌効率も知らないうちから、 このようなことを考える意味は、あまりありません。 それこそ、重箱の隅をつつく知識だからです。 そのような理由から、私はこれを、「超牌効率」と呼んでおります。 |
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相変わらずのネーミングセ…ううん、何でもないよ。 とすると、他にも、形によって、先に捨てるべき【1】が分かるってこと? |
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その通りです。 以下に、先に捨てるべき【1】を、並べてみました。 |
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うわー、いっぱいある! 途中に入ってる「浮いたオタ風」とかって何? |
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オタ風のと、優先順位4番のがあるならば、 を捨てましょう、という意味になります。 |
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そのまんまの意味でよかったんだね。 っていうか、アクアさんは、これ全部、覚えてるの? |
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当然です。 ですが、るなさんが正確に覚えるには、何か工夫が必要でしょう。 そこでアイカの…あらっ、アイカはどこへ? |
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そういえば、これ、アイカさんとのふたりがけだったね。 えーっと・・・あっ、あっちで、ぼんやりしてる。 千里眼の術で、何か見てるんじゃない?アイカさーん。 |
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そこです。そう。あわてずに。 ああ、惜しい。もう少し下… |
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何を見ているのでしょうね。こらっ、アイカ! | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
きゃあ! ・・・ああ、アクア。説明は終わりましたか? |
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待たせました。 さあアイカ、一句ひねって下さい。 |
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ええ?一句?なんのこと? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1を捨てる優先順位の表をご覧になったでしょう? あれを、人間の皆様が覚えるには、「語呂合わせ」が最適です。 そこで、「文学」の分野を担当します私が、あの表の内容で、 俳句や短歌を詠もうと思うのです。 |
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すごい!そんなことできるんだ! 詠んでみて詠んでみてー! |
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それではお粗末ながら…。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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なかなか無理やりな感じもするけど、一応、情景は思い浮かぶよ。 この句を思い浮かべながら、1を捨てる優先順位を 決めればいいんだね。 ところで、この優先順位は、どんな風に決めたの? 最初に教えてもらったように、何かが入ったときの形、って比べていくの? |
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はい。 何を引いて来ても困らないようにするには…と考えていきます。 そのうち、細かい検証結果もお教えしようと思います。 |
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今は、私の句を覚え、有利な1・不利な1を、覚えましょう。 そして、それを、鏡合わせの反対側にも応用できるようになって下さい。 |
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え?『鏡合わせの反対側』って? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
例えば、は、 反対側の端であるを軸に考えれば、 と等価です。 |
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石投げて〜の句の反対側は、このような対応をすることになりますね。
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ああ、確かに。 1も9も、友達の枚数は11枚、って考え方と同じだね。 だったら、せっかくだから、9の側も、さっきの表に入れてよ。 |
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そうしましょうか。えいっ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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なんか、ごちゃごちゃしちゃったね。 こんな風に、鏡合わせにする時のコツって、なにかない? それさえあれば、の側だけ覚えておけばいいと思うんだけど・・・。 |
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そうですね。 等価な牌は、いずれも、お互いを足し算すると、10になります。 これを用いれば、すぐに鏡合わせは作れます。 |
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あっ、それいい! そしたら、の側だけ覚えておけばいいもんね! ↓10から引いて↓ あははは!こっちの方がいいや! |
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もし、このページを御覧になっている人間の皆様がいらっしゃいましたら…。 の側を詠んだ句や、私を超える素敵なの側の句をひねられた方は、 是非、7妖精掲示板に投句下さい。 こちらで紹介させて頂くと共に、7妖精からの感謝のメッセージを差し上げます。 |
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・・・と、募集をかけておりましたところ、 2017/04/23、千歳様より投句頂きました。 以下にご紹介致します。 |
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武士のいろは歌といった風情。 私は大変気に入りました。 千歳様、有難うございました。 |
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