ラグを読んでの押し引き http://tenhou.net/0/?log=2018020406gm-0029-0000-0b03a6fe&tw=2 |
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下家の接続が切れた! ちょうど0点の下家を飛ばしたらトップ終了! がんばれー!! |
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(・・・下家のに長いラグ・・・。) | |
下家出せー! もしくはツモれー!! |
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(・・・えっ。直後の対面のツモ切りにもラグ・・・これは・・・。) | |
このは、さっき下家が通してる! とっといてもフリテンになっちゃうし!いけいけー!! |
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(・・・打) | |
えー!!聴牌崩すの? こんな捨てたらいいじゃん? |
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あっ、ほら、でロンできてたじゃん…。 | |
・・・流局です。 | |
いや、まあ、誰か聴牌してれば、自動的にトップだけどさ。 このを捨てなかった理由が私には |
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えええええ! この、当たり牌だったの!!?? |
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私がトップで終局。 ありがとうございました。 |
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ちょ、どこ行くのファエルさん! なんでこのを止めたのか、理由を教えて!! |
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捨牌13巡目に、下家のに、ラグが発生したのです。 | |
そういえば、そので、ちょっと長いラグがあったね。 | |
その直後、対面がノータイムでをツモ切り。 そして、これにもラグが発生したのです。 |
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そうだっけ?そこまで見てなかった。 | |
まず、下家のにラグが発生した意味を考えてみます。 @下家のを、対面が鳴くかどうか迷った A下家のを、上家がポンするか迷った。 B下家のを、対面または上家がロンするか迷った。 |
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確かに。 いつもならBはないけど、飛ばすと終わっちゃうから、ってことね。 |
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直後の対面のノータイムツモ切りで、@の可能性が消えました。 対面がロンするか迷った可能性もなくなりましたね。 しかし、ここでもラグが発生したことから、こう分かります。 C対面のを、上家が鳴くかどうか迷った。 D対面のを、上家がロンするか迷った(同巡フリテン)。 |
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なるほど。 フリテン状態で、ロンで迷ったラグではないはずだから、 上家はポンかチーを迷ったことになるね。 |
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ここで状況を省みると、上家と私の点差は、6700点。 5200ツモか、対面あるいは下家に8000ロンでないと、逆転できません。 上家は、ポンで打点が上がるのならば、迷わずポンするはずです。 |
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なるほど。でもそれは、長いラグと矛盾するかな。 | |
そうでしょう。 ということは、上家は、鳴くかどうかを迷ったわけではないのです。 |
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・・・それで、がロン牌だと考えたわけね。 | |
は4枚カベとなっていますから、待ちはあり得ません。 ということは、待ちが、最有力候補。 安手だとしても、ここで放銃してしまっては、泥仕合化は必定。 流局でも誰か聴牌ならトップ終了なのですから、 わざわざ危険を冒して聴牌をとる必要はない、ということでした。 |
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説明されたらよく分かった。 けど、実戦で、ここまで頭が回るかなあ・・・。 |
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飛び寸前のプレイヤーの打牌に長いラグが生じたら、 誰かがロンを迷った…。 そう考えるだけでも、役に立つはずですよ。 |
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あっ、それなら私にも使いこなせそう! 飛び寸前プレイヤーの打牌の長いラグには注意してみることにするよ! |
赤ひっかけ http://tenhou.net/0/?log=2017072503gm-0089-0000-c198d3ba&tw=3 |
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うわー!ドラが押し寄せてきてる!! | |
あら。この局面でをツモとは…。 ラッキーですわね。 |
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そうですね。大変ラッキーです。 | |
でしょー? ってことでと入れk |
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ええ…? るなちゃん、違います。 |
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えっ、ダメ? ああそっか、いくら跳満だからって、ドラのシャンポン待ちなんて、 アガれないもんね。 跳満は惜しいけど、じゃあと入れk |
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・・・それも違いましてよ、るなちゃん。 | |
ゑゑゑ、とも入れ替えないの!? そしたら、聴牌を崩すしかなくない? |
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聴牌も崩しません。 ここは、をツモ切りする一手です! |
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ですわ。 | |
異議ありー!! あのさ、ツモ切りするのが最善手だとしたらさ、 なんでを引いたことがラッキーってことになるの? 折角の赤ドラをただ捨てるだけなんてガッカリじゃん!! |
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ところが、そうでもないのです。 るなちゃん、私共がお教えしました『アカカベの術』、 覚えていらっしゃいますか? |
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アカカベの術?もちろん覚えてるよ。 を捨てた人間がを持っているわけがない、ってやつでしょ? それがなに? |
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今回は、その術を逆手に取りますの。 を、ドラとしてではなく、「誤った情報」の為に用いるんですのよ。 |
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アカカベの術を逆手にとって…? それはつまり、わざとを捨てて、を持っていないと見せかけて、 実は持ってまーす、ってこと? |
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ご名答!その通りです。 はないと見せかけて、近くの牌を釣り出すのです。 |
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今回、ダブ東、ドラドラと、すでに11600点ありますわよね。 をと入れ替えても、400点しかUPしませんわよね? |
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まあ確かに。 けど、400点を粗末にしたら、400点に泣くんじゃないの。 |
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400点を支払って、11600点のアガりやすさを手に入れたと思えば、 相当お得ですよ。 |
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そういうことですわ。 さあさあ、をお捨てなさいまし。 |
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そう?なんかすごくもったいない気がするけど、 はい、。 |
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あっ。ロ、ロン! | |
やりました。赤ひっかけ、成功です! | |
うーーーん。アガれたのは嬉しいけど、やっぱりまだ釈然としない。 下家は、ただ単に、聴牌状態でを引いて、 いらないから捨てただけじゃないの? |
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然らば、敵の手牌を白日の下に…えいっ! | |
どうやら、敵は、の搭子を諦め、 萬子を伸ばしに向かった模様です。 |
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るなちゃんなら、この切羽詰まった状態で、 ドラそばを捨てることになるを払いまして? |
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それはちょっと怖いかも。が枯れてるわけでもないし。 そっかー、下家は、私がドラのを持っていないと踏んで、 安心してを捨てて行ったんだね。 |
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これぞ、アカカベの術の裏をかく、赤ひっかけの術。 その赤ドラが安全らしい、なおかつ、 赤ドラを捨てても打点十分な時は、積極的に狙ってみて下さい。 |
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こういったトリッキーな打牌の材料になる赤ドラであれば、 その存在を認めてしまいそうになる自分が少し恐ろしいですわ…。 |
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でも、よく分かった! わざと赤ドラを捨てて、その牌を持っていないように見せかける、 赤ひっかけの術! (2017/07/25 Lera@天鳳 様より牌譜提供。有難うございました!) |
メチャクチャ手牌の有効活用 (ブラフ) http://tenhou.net/0/?log=2017072305gm-0029-0000-cde759fd&tw=3 |
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なにこの配牌。 こんな配牌だとガッカリしない? |
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最短が七対子の5向聴。 これでは、とても勝負になりませんね。 |
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まあ、こんなこともあるある。 今回は大人しく、七対子や国士無双を目指しながら、オリてこうぜ。 |
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あるある、か。 そしたらオリよう。はい、。 |
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おや、を引きましたか。 索子がもう少しくるといいのですが。 |
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ん?ああ、確かに。 ほー、索子を結構引いてくるな。 |
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(索子?なんの話だろ。オリてるのに。) | |
はっ。 るなちゃん!その、チーです!はやく!! |
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え!はっ、はい!チー!! | |
げっ、上家の親立直。 おおっと、ドラのか! るなちゃん、そいつもチーだ!! |
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えええ!!チー!! | |
と、勢いで鳴いてはみたものの…。 | |
確かに一発消しって意味はあったかも知れないけど、 なにこれ、メチャクチャじゃん。 素直にオリてた方が良かったんじゃないの? |
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いいえ、これで良いのです。 るなちゃんは、このあと、できるだけ索子や字牌を捨てずに、 親の立直をかわして下さい。 |
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索子や字牌を捨てずに、って…。 けっこう難しい気がするけど、とりあえずやってみる。 |
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索子も引かず、安全そうなトコばっかり引いてくるね。 こりゃいい。 お、対面が放銃したぞ。 |
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あれ…。対面は、を持ってるよ。 確かに安全牌じゃないけど、暗刻のよりは安全そうじゃない? |
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確かにそうですね。 しかし、対面には、を捨てられない理由があったのです。 |
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へへへ、対面の視界をジャックしてみようか。おりゃ! | |
うわー!対面、つまり私、どうみても索子屋さんだ! がロンされたとしたら、南、混一色、ドラで満貫! これは捨てられない! |
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そうでしょう。 メチャクチャな配牌も、このように用いることで、 敵の判断を攪乱させることができるのですね。 |
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るなちゃんが、索子を鳴かず、徹頭徹尾オリに徹してたら、 この人間も、を捨てただろう。 親立直も怖かったけど、るなちゃんの索子屋さんに振り込むのも みんな怖がってたんだぜ。 |
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なるほどねえ。 あ、ひとつ質問。なんで、最初、索子を引いてくるといいって思ったの? 萬子や筒子じゃダメなの? |
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それは、索子がドラだからです。 萬子屋さんや筒子屋さんに見せかけるよりも、点数の判断がつきにくく、 より効果が高いからです。 |
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ドラいっぱいの索子屋さん。恐ろしいよな!! | |
そういうことか、理解できた! |
食い延ばし http://tenhou.net/0/?log=2017052516gm-0061-0000-9e9a9ed9&tw=2 |
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聴牌した! これアガれれば、私のトップ! |
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なるほど。トップがかかっていますから、 ここはなんとしてもアガりたいところです。 |
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さあ出せー!!! | |
その待ちで満足してはなりません。 ここは、食い延ばしも考えるべき局面です。 |
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そっか、確かに。 待ちをもっと有利にできたら、トップが更に確実に… って、これ、何が入ると待ちがよくなるんだろ…? |
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自分の手ばかり見ていると、を見逃しますよ? | |
いや、まあ、そうなんだけどさ、 こんなの、パッと分かんないよ。 ひとつづつ当てはめていかないと…。 |
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食い延ばしに関し、 私共の知識のタイトルは覚えていますか? |
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うん、『多面張を掘り起こせ』だったよね。 あれっ、待てよ、ってことは…。 |
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その通り。 字のごとく、『多面張を抜き出す』ことができれば良いのです。 |
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なるほど!ここから多面張を探すんだ! だから、えーっと、あっこれ、 この3門張が隠れてる! |
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それが分かれば、もう解けたも同然です。 この形は、 + このように分けられますね。 |
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このの部分は、 チー、またはポンで、メンツとして片付けられます。 |
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ってことは、が、多面張を掘り起こせる牌ってことだ! | |
このように、食い延ばしを考える際は、 「何が入ったら多面張になるか」を考えるのではなく、 |
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あらかじめ多面張を掘り起こし、 「余った部分はどの牌で片付くか」 と考えれば、驚くほど速く理解できるのです。 |
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すごくよく分かった! よーしを手に入れて3門張に…あ、ロ、ロン! |
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あっぶなーい。多面張を掘り起こすことを考えてたら、 この、見逃すトコだった。 |
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トップおめでとうございます。 はい、聴牌状態で食い延ばしを考える際は、 でロン、で食い延ばし、と 強く意識しましょう。 |
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食い延ばしを意識するあまり、アガリを見逃した、 などいうことがありますと、私も責任を感じてしまいますので…。 |
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はーい!気を付けるね! (牌譜提供:2017/05/25 夏はそうめん様より。有難うございました!) |
追記: 多面張としては、 + と考えて、待ちの多面張が含まれていると見れば を処理できるも、食い延ばしできる牌となります。 (はアガリ牌、は役がなくなる牌です。) |
捨牌から推測できる役 (国士無双) http://tenhou.net/0/?log=2017043006gm-0029-0000-4886115a&tw=3 |
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この下家…。 | |
フレムさんの「捨牌から推測できる役」で考えると、 チャンタか七対子、国士無双だよね。 |
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そうだな。 けど今は、これ国士無双だと思う。 |
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マジ!?理由は? | |
5、6巡目のがどっちも手出し。 七対子はない。 また、あたし、チャンタの素ばっかり捨てたんだけど、 1回もラグがなかったんだわ。 断定はできないものの、チャンタの可能性も低いと考える。 |
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なるほどねえ。じゃあこれ、国士無双を狙ってるんだね。 6巡目でもう分かっちゃうもんなんだ。 |
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対面がを通した。 このタイミングでを捨てよう。 |
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用心深い。 そりゃそっか、振り込めば32000点だもんね。 |
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ここはを捨てておこう。 | |
え。対面がを捨てたんだから、を捨てたら? | |
でもいいけどね。 下家が国士無双を目指してるのは、もう全員気付いてると思うんだよ。 だからわざとは捨てない。 |
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よくわかんない。 | |
場に、まだ国士無双の材料が全部見えてないんだよ。 もし、この後、場にがもう1枚捨てられたなら、 「下家の国士はあり得ない」って知ってるのが、あたしだけになる。 |
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ああ、なるほど! 他人に国士無双を警戒させ続けることができるってわけね! |
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また、他所から立直が来ないとも限らない。 そうすると、今度は、このが捨てられなくなる。 だから、下家に合わせて、さっさと捨てとこう、という寸法だ。 |
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よく分かった! | |
ほーら。来やがったぜ。 | |
フレムさんの心配した通りになったね。 | |
げっ。2軒立直は参った。 それにしても、まだ国士無双の材料が枯れない。 しかも下家、立直に対してヒントのないとか行ってる。 こりゃ下家も聴牌と見なけりゃならんな。 |
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確かに。しっかり安全牌を捨てよう! | |
ふぃー。なんとか流局。 さーて、みんなの手はどうだったのかな。 |
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へへへ。どうだい。 | |
下家は待ち! うーん、そっか、こうやって用心したらいいんだ! |
捨牌から推測できる役 (七対子) http://tenhou.net/0/?log=2017051121gm-0009-7431-e3240c08&tw=1
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下家の立直だね。 | |
ど真ん中がバンバン出てる・・・ これって七対子? |
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あたしの教えたこと、よく覚えてるじゃん!よしよし! まず間違いないね。七対子だ。 |
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だよね。よし、じゃあまずは、つい今しがた通ったを…。 | |
ありゃ。いいトコ引いちゃった。 現物はまだあるけど、こういう時はどうしたらいい? |
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そうだな。あたしならを捨てる。 | |
へえ。理由は? | |
七対子と推測できてるわけだろ。 るなちゃん、七対子で聴牌して、単騎待ちとかするかい? |
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うーん、しないかも。 わざわざ友達の多い牌で待ったら、出てこなくて損だもん。 |
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そゆこと。 七対子で待ちそうにない牌を捨てて、手を進めるんだ。 |
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そっか。とはいえ、七対子と決めつけるのは抵抗あるから、 ここはやっぱを捨てる! |
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失敗だね。 | |
うん、失敗。やっぱり七対子だったの? | |
ははは。まんまだったな。 | |
なるほどね。どうしても振り込みたくない時とかは、 七対子だと思ったら、『捨てやすい牌は捨てない』ようにしなくちゃ。 |
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